活動主旨

「殺処分ゼロを目指して」から「無責任飼い主ゼロ」へ

私たち、みなしご救援隊犬猫譲渡センターは、一般家庭などでやむを得ず飼えなくなった犬・猫や小動物を全国から引取り保護をし、新しい里親さんを探す活動を行っています。
広島と東京のシェルターにて動物たちの飼育と相談受付をし、シェルターにて常時里親探しをしております。

また、野良猫をその場所から「排除」するのではなくその場所で人と「共存」出来る方法を考える、という考えからTNR活動を推進し、地域猫活動にも率先して取り組んでおります。

 

全国殺処分数22万頭。(平成13年度)
ここ数年最悪だった日本の殺処分の現状が大きく変わってきています。
環境省をはじめとする各自治体の動物愛護行政もこぞって「殺処分ゼロ」というスローガンの元、今までのように動物愛護センターに持ち込まれた犬猫や小動物を理由問わず引き取る方針をやめ、引き取り制限をかけるようになりました。殺処分機(ドリームBOX)の稼働を中止する自治体も増えてきました。
ただ、行政の殺処分ゼロ達成のために、理不尽な理由ではなく本当にやむを得ない理由で飼えなくなった犬猫も公的機関ではなかなか引取ってもらえなくなり、民間団体への引取相談が近年増えております。
そういった時代の変化に対応するため、当団体では一般の方々からの引取保護に力を入れております。

新時代到来の気配も僅かに感じられるようになった昨今ですが、動物たちにとってはまだまだ夜明け前です。
保護犬保護猫をお家へ迎える、里親になる、という選択肢もあることをより多くの方々知ってもらいたいと思っております。

また、非営利の動物愛護団体として愛玩動物を通して、社会教育の推進、環境の保全を図り、子どもの健全な育成を活動目的に掲げています。

 

命より重いものはありません。
どうかどうか、たくさんの罪のない命が救われますように‥。
そう心から願い、活動に取り組んでおります。

 

2018年8月